商学部4年 Mさん
なぜ公認会計士を目指したか
大学に入学した当時、就職活動について漠然とした不安を感じており、大学在学中に自分自身の武器となるような資格を取得したいと思っていました。商学部で簿記の授業を受けたり、専門学校のパンフレットをもらったりするうちに、なんとなく公認会計士に興味を持ち始めました。公認会計士についてのイベントに参加し、公認会計士の方や予備校講師の方にお話をお伺いする中で公認会計士の資格が魅力的だと感じ、公認会計士を目指すことを決めました。
会計士の魅力
以下、4つのことについて説明したいと思います。
1幅広い業務フィールド 公認会計士ができる仕事は独占業務である監査のみならず、税務、コンサルティングなど様々です。一般的に公認会計士試験合格後は監査法人に勤務する人が多いですが、独立したり、起業したり、一般企業で働いたり、枠にとらわれないのが魅力的だと思います。
2就職活動 大学在学中合格者は4大監査法人から内定を獲得する人が多いです。現在は売り手市場のため、面接を受けた法人全てから内定を獲得する人も少なくないです。監査法人に就職する人も多いですが、一般企業等に就職活動を行う際も公認会計士試験合格は武器になることが多いです。
3収入 大企業と比較しても公認会計士の収入は高いです。大企業の初任給は282万円、平均年収は600万円と言われています。一方で、公認会計士の初任給は600万円、平均年収は1100万円と言われています。
4安定性 新型コロナウイルスにおいて様々な業界が大きく変化しリストラ等も行われる中で、公認会計士の監査という業務は独占業務であり、景気に左右されにくく、安定的は高いと言われています。
大学生活と公認会計士試験の両立
私は、大学1年生の頃から公認会計士試験の勉強を始め、大学2年12月の短答式試験、大学3年11月(新型コロナウイルスの関係で8月から延期)の論文式試験に合格しました。最初のほうは予備校の負担はあまりなく、バイト・サークルも行っていました。2年生になる春休みには勉強時間を増やすため、サークルは辞めましたが、バイトは論文式試験合格発表までずっと続けていました。大学の授業は、公認会計士の受験科目に関するものや予習・復習の負担の少ないものを取っていました。私は大学の授業も手を抜きたくなかったので、授業開講期間に思うように勉強時間が取れないこともありましたが、夏休み等の長期休暇で十分な勉強時間を確保するように気を付けていました。
目指す方へのアドバイス
公認会計士試験を目指すのは、お金・時間など犠牲にしなければならないこともありますが、私は公認会計士試験を受験して本当によかったなと思います。2年半という勉強期間は決して短くなく、大変なこともありましたが、公認会計士試験を通じて成長することができたと感じています。試験勉強は大変だと思いますが、頑張ってください。応援しています。