担当教員紹介

担当教員より

 皆さん、こんにちは。早稲田大学商学部教授の長谷川惠一です。早稲田大学公認会計士講座の運営を担当しています。このコーナーでは、本講座で学ぶ簿記・会計の重要性と本講座の概要を皆さんに説明します。

 個人や企業が経済的に豊かになったかどうかを判断するためには、個人や企業の経済活動などを把握して、金銭的に記録し、その金額を集計・計算します。このような行為を「会計」といい、会計活動に関わって記録、作成、利用される情報が「会計情報」です。

 お店や会社を経営する場合、売上から仕入や従業員関連の費用を差し引いて儲けを計算し、儲けに対する税金を支払う必要があります。その税金は、国の政府、都道府県庁、区市町村の予算として議会で決定しています。また、大学や病院でも、学生生徒納付金(授業料など)や医業収益(病院が受取る治療費など)から教育や医療のサービスを提供するための費用を引いても、損失(いわゆる赤字)が出ないように運営しています。このように、会計情報は、様々な企業経営や組織運営の場面で必要です。

 早稲田大学商学部では、会計情報の研究分野である「会計学」を体系的に学習する会計トラックを編成し、多くの講義科目を設置しています。しかし、その講義科目では主に理論面を学習するので、資格取得を目的とした授業はありません。

 そこで、この講座では、日本商工会議所の簿記検定試験3級、2級、1級の合格を目指しながら、段階的に会計学の学習を進められる講座を提供しています。検定試験の名称は「簿記」と表記していますが、上級になるほど会計学とほぼ変わらない内容なので、商学部の講義科目の内容を理解することにも役立ちます。

皆さんの参加をお待ちしています。

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